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2007年10月05日

親征

現代においてもイギリスがそうであるように、古今の君主制を取る国家の多くでは、軍隊の最高指揮権(軍隊統帥権)は君主が保持しているため、君主が自ら出征する例は歴史上では決して珍しい現象ではない。しかし、専制君主の確立や中央政府の官僚機構の発達の結果、君主が常に首都の宮廷にあることが前提となり、親征の機会は稀となる。

数百年ごとに王朝が交代してきた中国では、王朝の創始者である初代皇帝は旧王朝に仕える軍人や軍閥の首領である例が多く、王朝の草創期には君主が自ら軍隊を率いて権力確立のための戦争に赴くことがしばしばあるが、王朝の支配が確立しもっぱら戦争の相手が遠隔地の異民族などになると、遠征軍の指揮権は軍人に委ねられ、皇帝は首都に留まって遠征の指示のみを下すようになる傾向が見られる。そのために、かえって親征を行った皇帝の名が特筆して知られる。

19世紀に参謀制度など近代軍隊の諸制度が最終的に確立し、軍人の専門化が進んだ結果、君主制の国家であっても、専門の軍人ではない君主が自ら出征することはほとんど見られなくなった。

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2007年09月25日

中学校長「給食費未納」なぜ起きた?

教育者の教育こそ今の日本で一番大切なことなのではないのでしょうか。また教育者の地位を損ねる問題が発生しました。

東京都新宿区の区立中学校の校長が給食費を支払っていなかった問題で、区教育委員会は、校長らを教育長による厳重注意処分とする方針を固めた。校長の人事権を持つ都教育委員会が区教委から事故報告を受け、処分を検討することになるが、前代未聞の不祥事に対する判断が注目されている。校長の給食費未納はなぜ起きたのか-。

 区教委によると、問題の中学校では平成16年4月から今年7月まで、校長のべ2人が、事前に味見や毒味をする「検食」として給食を食べながら給食費計17万円を払っていなかった。担当事務職員が「検食は公費負担」と誤って校長に“進言”したのが発端だった。

 新宿区の支出基準には当時、「展示保存検食用食材は公費負担」とする文言があった。具体的には(1)調理前の食材(2)調理後の展示用給食(3)調理後の保存用給食-の3食分を意味していたが、事務職員は「検食」もこれに含まれると勘違いし、校長はこの解釈をうのみにした。

 しかし、学校関係者の間で「教職員の給食は自費負担」は疑う余地のない常識で、区教委も同様の指導をしていた。ある県教委の職員は「県内の学校を訪問して公務で給食を食べても、その給食費を払う」と話した。
     
 事務職員の勘違いに気付くチャンスは、少なくとも3回あった。

 まず初めに、未納を最初に始めた校長は前任と後任の学校で、次の校長も前任校で、校長として給食費を払っている。2人はこの矛盾に気付くべきだったが、放置した。

 次に、区教委は昨年度から、支出基準の誤解を避けるため「展示保存検食用食材は公費負担」という文言から「検食」の2文字を削除した。各校に通知したが、問題の中学は気付かなかった。

 最後に、区教委が今年4月に実施した給食費納入状況に関するアンケートに対し、きちんと調べず、校長の欄に「未納なし」「(支払い方法は)口座振込」と回答した。校長から記入を任された担当者は「口頭で校長に確認しただけで納入リストや担当職員に確認しなかった」。校長は「回答内容をよく見なかった」と説明したという。

 区教委は調査の結果として「過失説」を主張するが、学校関係者からは「検食だから払わないと考えること自体想像できない」と疑問視する声もあがっている。

教職者たるもの、皆の規範となるべき細心の注意をもって業務にあたってほしいものです。

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